授業の目的
日本は「地震大国」である。
今年の1月1日にも能登半島地震がありました。
更に今後は西日本(南海トラフ)大震災が2030年~2040年に発生すると予想されています。
ここでは地震のメカニズムと特徴・水の表面張力等についてパワーポイントを用いて学ぶ。
内容
①能登半島地震と液状化現象など
②表面張力など水の特徴など
①、②を3校時~4校時を用いて理科室でクラス入れ替え(1組と2組)で行いました
① 能登半島はどこで、地震が起きた震源地の珠洲市は地図上のどこに位置するのかをパワーポイントで学びました。
特に数年も前から群発地震が発生していたことや活断層であることを説明しました。
では、地震がどのようにして発生するのか。
プレートは海洋底を構成する海洋プレート、大陸を構成する大陸プレートの2種類がある。
日本列島は「地震大国」・「火山大国」である。
どうしてそう呼ばれているのか。
地震のメカニズムと特徴を動画で見てもらいながら活断層型地震、海溝型地震(プレート境界型地震やプレート内地震)について学びました。
意外とプレート(岩板)について知っていたのでびっくりしました。
海側のプレートが日本列島の陸側プレートに動いていることも何人かの生徒は知っていたようでした。
地球の内部構造やマントル対流を簡単に画像で説明しました。
液状化現象は地震が発生することで起こることを説明しました。
模型を使った動画を見てもらうことで液状化現象を理解する。
もともと川や池、沼などが近くにあって「地下水位」が高いところで「液状化現象」が起きやすいなどを学びました。
今年の1月1日に能登半島大地震が起きたばかりなので生徒は積極的にパワーポイントや動画を見てくれました。
多少なりとも専門的な内容がありましたが中学や高校で学ぶ機会があればと期待します。
今後は西日本(南海トラフ)大震災が2030年~2040年に必ず起きると言われています。
注視していきましょう。日常の防災に備えになればと思っています。
② 次に表面張力など水の特徴について移ります。
水は身近にありながら性質などよく分かっていません。
そこで今回水について、パワーポイントで私たちが住んでいる地球、地球は「水の惑星」ところから始めています。
海と陸の割合を質問します。
次に砂漠はどんなところと問います。
そしてゴビ砂漠(アジア)とサハラ砂漠(アフリカ)の画像を出します。
ここでは参加型授業を取りました。
クイズ形式になっていて生徒に挙手をしてもらいます。
質問の一つの例を挙げると クイズ1 砂漠で一番長く生きられるのは誰だろう? という質問です。
答えには ・パンとチョコレートをもった人 ・お水をもった人 ・傘 日焼け止めクリーム 自動車をもった人が用意されています。
三者択一で答えてもらっています。
と言った具合です。
大きな声で手を挙げる生徒が続出です。
また、自然界における水の循環へと発展して学びます。
生徒はリラックスした態度になってきました。
次によくある表面張力の実験ですが、実験テーブルに既に八分目の水が入っている紙コップが用意されています。
そこに生徒は水が零れないようにすこしずつ限界まで加えていくと水の水面が盛り上がるが、さらに水を加えていくと零れてしまいます。
また、別々に用意した紙コップに「おはじき」や「一円玉」を何枚まで入れられか、水が零れ落ちるか、或いは「一円玉」を何枚浮かすことができるのかなど楽しく行いました。
表面張力はなぜ起きるのかは理論的に説明することは難しいのですが、実験を通して何故だろうと思う気持ちが大事です。